今回は、プログラム作成において非常に画期的なAIツールである「Cline(クライン)」について解説します。
1. Cline(旧ClaudeDev)とは?
Clineは、Microsoftの「VS Code」エディタ内で動作するAIアシスタントです。
単にコードを提案するだけでなく、プログラムを自動で記述したり、エラーを見つけて直す「デバッグ機能」も備えています。
具体的にできることとしては、以下の内容があります。
・新しいファイルの作成
・既存のコードの変更・修正
・エラーが出た原因の特定と修正案の提示
・環境構築などに必要なコマンドの提案
2. Claude APIとは?
Clineがその頭脳として使用しているのは、Claude 3.5 Sonnetという高性能なAIモデルです。
Cline(ツール)とClaude(AIモデル)が通信を行い、ユーザーの指示を伝えたり、AIからの返答を受け取ったりするためには接続口が必要となります。その接続口のことを「Claude API」と呼びます。
3. APIの費用
Claude APIは、月額定額制ではなく、使った分だけ費用がかかる「従量課金制」となります。
コードをたくさん書かせたり、長い文章を読ませるほど料金がかかる仕組みです。
参考価格については、以下のページなどを参考にしてください。
https://apidog.com/jp/blog/claude-api-cost-jp/
今回のまとめ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Cline | VS Codeで動く自律型のAIコーディングアシスタント |
| Claude 3.5 Sonnet | Clineの頭脳として使われる、高性能なAIモデル |
| Claude API | ツールとAIをつなぐための仕組み(これがないと動かない) |
| 従量課金制 | 定額ではなく、AIを使った量に応じて費用が発生する仕組み |