今回は、2進数の数学的な考え方を実際に、コンピュータの回路に見立てて考える
論理演算についての内容となります。
1.論理演算について
論理演算とは、真（True）と偽（False）という2つの論理値（または「1」と「0」）を使って、ある条件が満たされるかどうかを判断し、その結果も真または偽で返す演算のことを言う。
2.ベン図
ベン図とは、２つの集合について考えるための図の事
– AND（論理積）
どちらも1のとき、1を出力するという考え方
真理値表
| A | B | 出力 |
|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 |
| 0 | 1 | 0 |
| 1 | 0 | 0 |
| 1 | 1 | 1 |
– OR（論理和）
どちらかが1のとき、1を出力するという考え方
真理値表
| A | B | 出力 |
|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 |
| 0 | 1 | 1 |
| 1 | 0 | 1 |
| 1 | 1 | 1 |
– NOT（否定）
0と1を反転させるという考え方
真理値表
| A | 出力 |
|---|---|
| 0 | 1 |
| 1 | 0 |
3.回路記号
回路記号とは、紙に書くときの簡略化された記号のこと。
回路記号で表すと下記のようになります。
基本的には、この三つの基本回路を使えば、入出力の組み合わせを自在に作り出す事が可能
今回のまとめ
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 論理演算 | 論理演算とは、真（True）と偽（False）という2つの論理値を使って、ある条件が満たされるかどうかを判断し、その結果も真または偽で返す演算のこと |
| ベン図 | ２つの集合について考えるための図の事 |
| AND（論理和） | どちらも1のとき、1を出力するという考え方 |
| OR（論理和） | どちらかが1のとき、1を出力するという考え方 |
| NOT（否定） | 0と1を反転させるという考え方 |
| 回路記号 | 紙に書くときの簡略化された記号のこと |